8月11日に予定致しました研究会は、猛暑のため中止順延と致しました。
今度の研究会は7月研究会の続きです。
ダウンロードした国勢調査の人口統計データベースデータを用いて、
エクセルの分析機能を利用したデータ処理に取り組みました。
1、エクセルのデータベースは、「テーブルとして書式設定」すると、分析
などの作業性が格段に良くなる。
都道府県データを「テーブルとして書式設定」
フィルターボタンで好みの表示、絞り込みができる
2、データベースの並べ替えをした後、並びを元に戻すには行の左端に
連続番号を追加しておくとよい。
(1) 「テーブルとして書式設定」は、テーブルの中間や右端に列を追加するのは
ごく簡単であるが、左端に列を追加するのはやや面倒な操作が伴う。
(2)仮に列をテーブルの右端に追加→追加した右端の列を範囲選択→枠線に
マウスを合わせ、「Shift」キーを押しながらA列の左に移動する。
(3)先頭の2つのセルに1、2と入力して、2つを選択しダブルクリックする。
3、視覚効果の利用
(1)データが多い場合は縦棒グラフなどを使うと、表示が細かすぎてしまう。
条件付き書式のデーターバーを利用すると極めて簡単に説得力のある表現が
できる。
視覚効果の例
①表を人口の多い順に並べ替え
②総数の列にデータバー表示
③男性割合50%以上をオリーブ色に
(注:四捨五入による50%であり実際は50%未満)
④女性割合の多い県を「赤の濃さ」で表示
(2)条件付き書式を利用すると、簡単に視覚効果を利用できる。
いろいろな条件付き書式がある
4、地図グラフ
Office365のExcel又はExcel2019であれば、日本地図上で各都道府県のデータを
色分けで表示する「地図グラフ」が利用できる。
(1)地図グラフを利用するには、データテーブルに都道府県名などの
「地図データ」項目が必要である。
(2)Excelの機能を使わずに、データ元であるe-Stat内の機能で地図グラフを
作成できる。
5、ピボットグラフの利用
人口の時系列変化を表示するのに、ピボットグラフを利用するのもひとつの
方法である。都道府県の人口推移を折れ線グラフで表示してみた。
1975年から2017年までの人口推移テーブル(約2000件)
1975年から2017年までの人口推移ピボットテーブル
1975年から2017年までの人口推移ピボットテーブル→棒グラフ
1975年から2017年までの人口推移ピボットテーブル→折れ線グラフ
人口推移折れ線グラフ→県の絞り込み、「年度」表示を簡略化
以上
会場 : 中央区・明石町区民館
リーダー : 永岡 勝男 さん
世話人 : 古川 勝彦 さん
時間 :13:30~16:30
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