2020年10月18日
新型コロナ感染症の影響で、2020年2月以来、8か月ぶりの開催で、マスク着用、ソーシャルディスタンス、室内換気などの対策を講じた上での研究会でした。
私たちがパソコンやスマホで利用しているアカウントは日に日に増える傾向にあり、アカウントを作りっ放しになってしまうことも少なくありません。管理が不十分だと個人情報が洩れる恐れもあります。このような状態にならない様、アカウントを上手に管理することを今月のテーマとしました。。
一方では、アカウントを不正な手段で盗み取ろうとする「なりすましメール」が後を絶ちません。「なりすましメール」をしっかりと理解して、罠にはまらない様知識を磨きましょう。
1、「なりすましメール」の実例
「カードの期限が切れました。24時間以内に確認してください」「アカウント情報を更新してください」など、それらしい内容で本文内にあるリンクをクリックさせる手口です。リンクをクリックすると、本物そっくりのページに誘導され、そこにアカウント情報を入力すると抜き取られて悪用されてしまいます。これを「フィッシング詐欺」といいます。本文中のリンクのクリックは厳禁です。
なりすましメールの例は多々あります
1)Microsoft、Google、Yahoo、・など誰でもが使っているサイトのなりすまし
2)Amazonなどのショッピングサイトのなりすまし
アカウントを持っているかどうかにかかわらず、ショッピングサイトから「カードが不正使用されました」などとメールが来ることもあります。よく考えれば「なりすまし」であることが明らかですが、初めての時は驚きます。
3)大手銀行をはじめとする金融機関のなりすまし
なりすましメールは、口座があるなしに無関係です。
4)ゆうちょ宅配便などのなりすましメール
5)まだまだたくさんの事例があります。
2、なりすましメールの見分け方
1)メール一覧の表示では、企業名などしか表示されていないので、一見本物のメールかと思いがちです。しかし、アドレス情報を見ると、公式なメールアドレスではないことがすぐにわかります。怪しいと思った場合は、きちんと配信元のメールアドレスを確認するようにしましょう。
アドレス情報を確認すると、公式なメールアドレスではないことがわかります。
日本国外の詐欺集団からのメールは、日本語がおかしいことがあります。最近はかなり巧妙になっていますが、見抜ける場合も多いです。
例えば「句点があったりなかったりする」「てにをはの使い方がおかしい」「大手企業からのメールのはずなのにやたらとフレンドリー」「文章と文章のつなぎが不自然、接続詞が不自然」などです。日本語ネイティブではない人がメールを書いている不自然さを見抜きましょう。
しかし、なりすましメールは年々巧妙になっており、文章による見分け方もいつまでも有効たは限りません。
3、「なりすましメール」対策のまとめ
ハッキリしているのは、真っ当な企業は「メールでアカウントやパスワードを要求することはない」という事です。
自分で迷惑メールを見抜くテクニックを身に付けておくことも大切です。メールに書かれていることを鵜呑みにして、慌ててリンクをクリックしたり、添付ファイルを開いたりしないことを肝に銘じておきましょう。
文章がおかしな「なりすましメール」の例
4、アカウントとパスワード管理
私たちが利用するアカウントの中でも別格なのは、マイクロソフトアカウントとグーグルアカウントである。
(1) マイクロソフトアカウント(MSアカウント)
①ウィンドウズ10のサインイン
②オンラインアプリ(ワンドライブ)との連携
③別のPCとの同期
④オフィスのインストール
⑤ストアアプリ利用
⑥紛失したPCの捜索
⑦初期化後の再セットアップ援助
⑧ファミリーカレンダー
(2)グーグルアカウント
残念ながら、この後は時間の都合で次回研究会に継続
会場 : 中央区・明石町区民館
リーダー : 永岡 勝男 さん
時刻 :13:30~16:00
2256