2019年7月14日
今度の研究会は久しぶりにエクセルを取り上げました。
私達はエクセルを学ぶために、いわゆるサンプルデータを利用しますが、
データの大きさや数値などの現実性が充分な資料は、案外と得られない
ものです。
今回は政府が公開している人口統計データをダウンロードし、実在する
データを用いてエクセルの機能を利用したデータ処理や、分析の技法に
取り組んでみました。
1、データの入手
(1)政府統計データはWebサイトの「e-Stat」に公開されている
(2)人口データのダウンロード
組織→総務省(>総務省)
→国勢調査→都道府県・市区町村別統計表(国勢調査)・ファイル欄
→次のページでもう一度
→平成27年都道府県・市区町村別統計表(一覧表)EXCEL)
→ダウンロード
平成27年度国勢調査・都道府県・市町村別主要統計表
2、データを抜き出す
(1)データ量が膨大なので、都道府県別、総数、男性、女性、外国人の
データだけをを抜き出す。
列見出しを都道府県名、総数、男性、女性、外国人、とする。
(2)手際よく抜き出すには次の手順が良い
(ダウンロードしたファイルはフィルターが設定されている)
①手順1:ファイルを「編集を有効にする」
②手順2 :「 市などの別」列で「a」だけを表示
③手順3: 必要な部分を別シートにコピーする
④手順4:新しくできた表を「テーブル」に変換
3、順位や割合を数式で表示
(1)人口総数の順位を表示する
(2)RANK.EQ関数を利用する
(3)総数列の右側に一列追加し、列見出しを「順位」とする
(4)順位行の先頭に次の数式を作る
=RANK.EQ([@総数],[総数])
※テーブルにおいては「構造化参照」を利用すると便利である。
ひとつの行に数式を作ると、同じ列のすべての行に自動的に
コピーされる。
4、男性、女性、外国人の割合を表示する
(1)男性、女性、外国人それぞれの列の右側に一列ずつ追加する
(2)列名を男性割合、女性割合、外国人割合とする
(3)男性割合の先頭行に次の数式を作る (3項と同じく「構造化参照」)
=D4/[@総数]
(注:次に式のコピーを利用するので =[@男性/[@総数] とはしない)
(4)数値の表示を%、小数点以下1位まで表示とする
(5)(3)項の式を、女性割合、外国人割合、それぞれの列に式をコピーする
以上
会場 : 中央区・明石町区民館
リーダー : 永岡 勝男 さん
世話人 : 古川 勝彦 さん
時間 :13:30~16:30
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