2018年6月17日
新しい高性能CPUがパソコンに搭載され、新しいOSが配布されても、そのまま使い続けると、パソコンはだんだんと動作が遅くなりがちです。
新しいOSやアプリはその都度使い方を学びなおさないと、その恩恵にあずかることができません。
このようにパソコンの進化は、何もせずにそれを享受すればよいというわけには参りません。
利用者にもそれなりの知識の取得と手間が求められ、これらが原因で不満が生じているとも思われます。
今回の研究会は、PC雑誌の調査結果を資料とし、多くの人が感じているといわれるパソコンの不満のいくつかを取り上げ、その対策を考えてみました。
1、PCを使い続けると起動時間が遅くなる
PCを使い続けると、購入時に比べて起動時間が遅くなる傾向がある。原因は新しい
アプリケーションのインストールによる、デスクトップ画面のアイコン数増加、常駐ソフトの
増加などが考えられる。これらに対して次のような対策がある。
(1)デスクトップ上のアイコンはファルダ-にまとめて整理する。
(2)タスクマネジャーを利用して、必要性の低い常駐アプリ起動を停止する。
操作手順は以下の通り
・タスクバーを右クリック→タスクマネジャー画面でスタートアップタブ→状態欄の有効
を無効にする。
2、エクスプローラのクイックアクセス表示を調整
クイックアクセスツールバーの本来の目的は、よく利用するフォルダーを表示するため
のものだが、ウィンドウズ標準設定は、利用したフォルダーが勝手に登録されるように
なっており、使いづらい面もある。対策は以下の通り。
(1)自動登録を無効化する。
クイックアクセスを右クリック→オプション→全般タブ→最近使った・・・と、よく使う・・・を
無効にする。
(2)自らドラッグ操作で、よく使うフォルダーを登録する。
3、ストレージの空き容量を確保する
必要性の低い大きなファイルを削除するのが良い。これには復元ポイントの削除が
効果的である。
コントロールパネル→システムとセキュリティ→システム→システムの保護→
システムの保護タブ→システムの保護対象画面で有効無効、ディスク領域の
使用量を定める。
(今までの復元ポイントが不要ならば無効として削除する、以降必要ならば、
改めて使用量を指定して有効にする)
4、ローマ字入力が、かな入力に勝手に切り替わってしまう
かな入力を無効にすると切り替わらなくなる。手順は、
「あ」を右クリック→プロパティ→詳細設定→全般タブ→キー設定の変更ボタン→
キー設定タブ→「ローマ字」キーを表示して選択→削除ボタン
有効に戻すには、ユーザー設定を「Microsoft IME」に変更する。
5、マウスポインターの場所を見失う
コントロールキーで、マウスの位置を円で表示するように設定する。
設定→デバイス→その他のマウスオプション→Ctrlキーを・・・にチェック
6、ワード・ぶら下げインデントの設定
段落2行目の先頭にスペースを入れるのが最も簡単である。
7、ワード・貼り付けた写真を固定する
貼り付けるときにスマートタグで「固定」などを選ぶ
8、ワード・次の段落に書式を引き継がない方法
Enterキーで次の段落を作成した直後で、ショートカットキーのCtrl+Shift+N(No?)
が便利
9、ワード・箇条書きや連番を不要にする
(1)スマートタグで指定する。 今回だけ不要、これからも不要、オプションで設定する、
のいずれかを選ぶ
(2)オートコレクト設定画面で有効、無効を指定する。
10、ワード・タブで右揃えがそろわない
まず表を作り、表の中に右揃えで文字を入力し、最後に枠線表示を無効にする。
11、ワード・いつの間にか上書きモードに
ファイル→オプション→詳細設定→上書き入力モードの・・・をオフにする。
12、ワード・(c)が©、(e)が€になる
(1)スマートタグを利用する。
(2)オートコレクトのオプションで設定する。
13、IME・誤変換のデータ送信を停止したい
誤変換情報を削除し、かつ送信をオフにする。
IME「あ」を右クリック→誤変換レポート→設定→オン・オフを設定する。
14、エクセル・画面の見た目と印刷が大きく異なる
(1)「游ごシック」フォントを使用するとずれが少なくなる。
(2)列幅の自動調整を利用する。
15、エクセル・入力確定するとアクティブセルが移動
Ctrl+Enterキーを使うとセルが移動しない。
16、エクセル・セルを結合すると移動などで不便が生じる
結合せず、「選択範囲内で中央」を利用する。
結合したいセルを選択→右クリック→「横位置」欄を「選択範囲内で中央」と指定する。
会場 : 中央区・新川区民館
リーダー : 永岡 勝男 さん
世話人 : 永岡 勝男 さん
時間
:13:30~17:00
・ 今回は都合によりアンケートを省略いたしました
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