2020年2月16日
ピボットテーブルは、売り上げデーターやアンケート調査記録などデータが蓄積された
「リスト」をもとに、「クロス集計」を行う機能です。
ドラッグ操作だけで、簡単にクロス集計表を作成できます。今度の研究会はピボット
テーブルの基本を学びました。
1、ピボットテーブルとリスト
(1) リストが必要
ピボットテーブルの機能を利用するには、「リスト」と呼ばれるもとの表が必要となる。
ピボットテーブルは、「リスト」とは別のワークシートにクロス集計表を作成し、
その中で様々な分析を行う。元のリストを直接操作して集計するものではない。
(2) 容易に項目入れ替え
ピボットテーブルは、集計結果をただ確認するだけでなく、項目を並べ替えたり
入れ替えたりしながら、いろいろの面からデータを分析できる。
(3) 手順が必要
ピボットテーブルで集計表を作成したり分析したりするには、一定の手順が必要である。
①リストを用意する
②リストをテーブルに変換する(必ずしもテーブルに変換しなくてもよい)
③ピボットテーブルの土台を作る
④項目をドラッグして集計表を作成する
(4)ドラグするだけで見た目が変わる
ピボットテーブルの特徴は、作成した表を後からドラッグ操作するだけで変更できる
ことにある。
(5) ピボットテーブルのタブ
ピボットテーブル内のセルをクリックすると、「分析」タブと「デザイン」タブが表示される。
2、ピボットテーブル作成の準備
(1) リストの決まり事
①リスト:決まりごとに沿って集めた表、1件分のデータを一行に入力
②フィールド:リスト内の列のこと
③フィールド名:列見出しの名前
④レコード:1件分のデータのこと
3、ダメなリストの例
(1) フィールド名がないリスト
(2) 空白行(列)があるリスト
(3)1 件分のデータが複数行にわたるリスト
(4) 表記が揺れているリスト(例:同一データが漢字、ひらがななどバラバラ)
4、ピボットテーブルの土台を作る
(1) リスト内のセルをクリックしておく
(2) 挿入タブ→ピボットテーブル
(3)「ピボットテーブルの作成」画面で確認事項
・テーブル範囲
・新規ワークシート(これが推奨)
・ピボットテーブルの土台が表示される
(4) 検索ボックス、フィールドセクション、エリアセクションで構成される
エリアセクションは4つのエリアがある
① フィルターエリア
② 行エリア
③ 列エリア
④ 値エリア
5、レイアウトを指定してクロス集計表を作成する
(1) 行エリアにフィールドを配置する
・適切なフィールドリストを行エリアにドラッグする
(2) 値エリアにフィールドを配置する
(3) 列エリアにフィールドを配置する
6、表示形式を利用できる
(1) 一般のセルの様に、「\」や「,」・・・の表示を利用できる
7、各エリアに配置したフィールドを変更することができる
(別の視点でデータを分析できる)
(1) ドラッグしてフィールドを別のエリアに移動
(2) フィールドリストのチェックマークをクリックしてエリアからフィールドを削除
(3) 後でフィールドを追加
(4) ひとつのエリアに複数のフィールドを置くことができる(階層のある集計表ができる)
8、注意!元のリストに変更を加えても、集計結果には反映されない
(1) リストのデータ数がが増減した場合は「範囲を手動で修正」する
(2) リストの数値が修正された場合は「分析タブ→更新」を手動で行う
8、ピボットテーブルを白紙に戻す手順
ピボットテーブルを選択→分析タブ→クリア→すべてクリア
会場 : 中央区・明石町区民館
リーダー : 永岡 勝男 さん
世話人 : 古川 勝彦 さん
時刻 :13:30~16:30
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